最高のパーフォーマンスへの献身

展示ディスプレイの分野で豊富な経験をもつブルース・バーディックは、ドラマチックな演出を効かせるのが得意です。このバーディックグループテーブルはその好例です。彼はこのテーブルを「エグゼクティブのためのワークベンチ」だと表現しています。カスタムメードのゴルフクラブや高性能な自動車と同じように、ワーキングデスクも最高の性能を目指してデザインされるべきだという彼の信念を、このテーブルは見事に体現しています。

Burdick Groupテーブルで使用できるさまざまなトップシェイプを示す線図。

彼が最初にハーマンミラーのためにデザインしたのは、バーディックグループシステムでした。これはデスクトップ、書類収納用のスペース、電子機器サポートの機能が備わったシステムで、仕事の場や働き方に応じてさまざまな組み合わせで組み立てられるものでした。このシステムは多くのサイズや構成に配列でき、作業パターンの変更に応じて変更拡大ができます。

バーディックのデザインが大きな注目を集め、数々の賞を得たのも不思議ではありません。1980年、バーディックグループは、ビジネス・デザイナー協会、米国工業デザイナー協会からデザイン賞を授与されました。翌年には、雑誌『タイム』がバーディックグループシステムを1981年最優秀工業デザインの一つに選出しました。その後何年も経った今でも、このテーブルは「現代の名作」と謳われながら多くの人々を魅了しつづけ、さまざまな場所で活躍しています。

ガラスの頂部を備えた楕円形のBurdickテーブル。ダイニングテーブルとして使用され、狭い端から見える。

「私たちは、「フィットするもの」、つまり製品そしてその部品の適切性、問題に内在する解決策を探しているのです」

ブルース・バーディックについて

製品デザイナーBruce Burdick