大論争:結論はここに

最初のオープンオフィスが出現してから数十年間、ワークプレイスに関する何千という会話が繰り広げられてきました。ハーマンミラーは、今日、明日、そして未来のオフィスが抱える問題と機会に挑みます。


作者: Eva Hagberg Fisher

アートワーク: Elena Boils

開いた閉鎖されたオフィススペースの家具の図。

一見、はるか昔から(実際は、ここ数年のことですが)会話の中心となっているオープンなワークスペースか、クローズなワークスペースかの議論において、ジョセフ・ホワイトは「両方そして、」と語ります。ハーマンミラーのワークプレイス戦略、デザイン、管理担当のディレクターとして、彼は、目的のある多様性というアイデア、そして組織の数多くの規律を網羅して数十年かけて開発され今日ではハーマンミラーのLiving Office®の主要コンセプトとして形式化されている実用的なコンセプトを信じています。目的のある多様性は、家具セレクションから、カラー、構築、レイアウトに至るまで、変動的な要素全てに渡っています。そしてそれは、ワークプレイスで人々がどのように働き、彼らには何が必要かについての深い理解が基礎となっているのです。

タイムライン:まず1960年代は、役員室とデスクが並んでいました。(テレビドラママッドメンのような感じです。)そして、1980年代は、怒鳴り散らしているセールスパーソンが規格化されたパーティションで区切られた作業空間の中にいました。(映画ウルフ・オブ・ウォールストリートのような感じです。)そして1990年代後半と2000年代初期に、オープンオフィスが出現しました。(映画マイ・インターンを思い出してください。退職者のロバート・デ・ニーロが、レンガ造りの倉庫を再利用したアン・ハサウェイのオフィスで働き始めます。)The New YorkerHarvard Business Reviewなどの紙上では次のような議論が繰り広げられました。ワークプレイスには民主主義が必要であり、民主主義を生み出すにはオープンさが必要である。ワークプレイスにはプライバシーが必要であり、プライバシーを生み出すには壁とドアが必要である。ワークプレイスには、両方の組み合わせが必要である。ワークプレイスは存在すらすべきではない。ワークプレイスは絶対に存在すべきである。議論は、しばしば不変的な2~3のアイデアへと戻りました。その中でも主要なのは、革新を促進するものとしてのセレンディピティで、スティーブ・ジョブズを象徴するストーリーが良く例に挙げられます。スティーブ・ジョブズは、会社全体のためのトイレを男女用1組だけ、ピクサーのアトリウムに設置するように要求しました。そうすることで、社員が偶然会わざるを得なくなるからです。ピクサーは、結局、1組以上のトイレを設置しましたが、これこそが定着したジョブズのセレンディピティのアイデアでした。

偶然の出会いが次の大きな事柄の引き金となるというそのアイデアは、十年近くの間、ワークプレイスデザインを大きく前進させてきました。インテリア事務所であるゲンスラーと協力してレンゾ・ピアノがデザインしたThe New York Timesの社屋が2007年にニューヨークにオープンした時、オープンオフィスはさらに相互に交流するようになっていました。建築家は大きな階段をデザインして、同じような偶然に生産的な出会いを生み出すスペースを作りました。実際、セレンディピティ、偶然性、コラボレーションにはパワーがあり、建築家とデザイナーは、それを引き出すようにデザインできるのです。最も成功した実例が示すように、このアプローチは、個人的なストレス、専門的なプロジェクト、そしてこの世界において人間であるという言うに言われぬストレスにより、一日の就業時間を通してアイデンティティが変化、変形し、変わり続ける個人の多様性に対応するとき、最善に機能するのです。

それにも関わらず会話のほとんどは、ホワイトが提案するようにオープンとクローズを超えることなく、その両方の間に漂ってきました。ハーマンミラーのような企業はもとより、いくつものデザイン会社のリーダー達は、デザインにおいて様々な企業が求める柔軟性だけでなく、それぞれの個人が必要とする柔軟性と制御性にこれまでないほどの注意を払うという、新開地の入り口に立っています。次のステップは、どのようにして仕事をする人々が何を必要としているかを的確に評価し、その後、オープン、クローズ、その間の物すべてを忘れて、どのように本当にそれに必要なスペースを慎重かつ周到に提供するかになります。

Elena Boils illustration

“私たちはデザイナーとしての自分達の役割を超えて、責任のある別の役割があることに気づくべきだと思います。私たちには人の仕事のやり方に関する深い知識があり、その情報を設計実務にも活かすことができるのです。”

- トッド・ハイザー、ゲンスラー

動的な人間のためのデザイン
オフィスはそこで働く人々のニーズにどう応じていますか?そしてもっと重要なことは、その人々と一緒に働く企業のリーダーとデザイナーは、そのニーズが何なのかをどうやって見つけ出しますか?

これらは、ゲンスラーのトッド・ハイザーと彼のチームが、ゲームに着想を得た人類学的アプローチでクライアントのニーズを見つけ出すために答える質問です。クライアントの文化をどうやって理解し始めるのか尋ねると、ハイザーは、リサーチをして企業の明白な戦略を抽象的に解釈することと、その企業のプロセスに実際に組み込まれているものを見分けることだと言います。ゲンスラーの消費財担当のファームワイドリーダー(およびContractマガジンの2016年最優秀デザイナー)として、ハイザーは、私たちに必要だと大多数の人々が信じている事と、実際に必要な事との間にずれがあることを良く認識しています。「私たちはロールプレイを十分にしていないのです」自分自身について信じている事と、真実との間に著しいギャップがあると感じているのはなぜかについてハイザーが説明します。最近のプロジェクトの参考になるように、彼はクライアントに、自分達がしたと思っていることではなくて、実際にしたことを追跡するように頼みました。その結果は、啓発的なものでした。同僚に繰り返し中断されると、仕事を終わらせることができないと言っていた人がいました。結局、彼が追跡したところ、同僚のせいで気が散っていたのではなく、自分の携帯の通知音で1日に平均57回も中断されていたことがわかりました。熱心に自分自身の動画を録画している人が宙を見つめるために5分間録画を止めることもありますし、たった30秒だと思っていたFacebookのスクロールや「いいね」を押したりする時間が、実は20分も経っていたということもあるでしょう。自己判断によるそのような時間の経過を防ぐために、ハイザーのチームは、チームメンバーにパートナー同士を観察するように頼みました。

独裁者に見張られているような感じにしないために、ハイザーは、この観察をパーソナル・トレーナーを持つことと比較して、面白半分で持ちかけました。同僚がお互いを追跡するというプロセスは、デザイナーのアプローチの中核であるリサーチと観察のいくつかの「謎を解き」、かつ誰もに一体感を与える、とハイザーは言います。「私たちはデザイナーとしての自分達の役割を超えて、責任を持つ別の役割があることに気づくべきだと思います」彼は言います。「私たちには人の仕事のやり方に関する深い知識があり、その情報を設計実務にも活かすことができるのです」オフィスをただ行くべき場所として見るのではなく、ハイザーは「オフィスを、私たちをどこかへ実際に連れ出してくれるツールや一連の機械、物として見るべきだ」と考えています。そうすると彼の役割は、iPhoneのベルやホイッスルがどのように機能するかを理解しているハイテクに精通した天才少年の役割と同じなのです。iPhoneの代わりにオフィスですが。彼のチームにとっては柔軟性が鍵であり、またデザインは静的な1回限りの物ではなく、より「更新」が必要だというアイデアが鍵なのです。

オフィスデザイナーがありとあらゆる人間の経験を数値化して、それに対処するにつれて、多くのデザイナーは、オフィスの「学習性無力感」に抵抗しようとしている、とNBBJのデザイナーであるアンドレア・ヴァネコが言います。大学で、学生達は自分達に都合がいい勉強スケジュールを見つけるように教えられます、と彼女は指摘します。「図書館には、行く必要があるから行きます」彼女は続けます。「喫茶店には、その刺激が必要だから行きます」彼女は続けます。そしてその後、就職した途端、「このパーティションで区切られたスペースに一日8時間座り、生産性を保ち、そして室内温度は23度で、一日8時間これがあなたにとって最適な状態です」と言われるのです。彼女がこのように説明するときわめて厳しく聞こえますが、このような説明がなければ、レベルの低い共通のオフィスが、何十年もの間どのようにして標準慣行であり続けたのかということは容易に理解できます。

ヴァネコいわく、次世代の最も理想的なオフィス環境は、「はるかに流動的になります。なぜなら人々はそれをどう利用するのかを分かっているからです」彼女は、彼女とチームが取り組んだスターバックスのプロジェクトについて語ります。スターバックスは、床面積を広げることなく、収容力を広げたがっていました。手始めに、彼女とチームは、クライアントに従来のチームエリアを提示しました。「たくさんのデスクと、その隣にいくつかの集中するための部屋とプロジェクトルームがあるものです」そしてその後、彼女達はレベルを上げて、「活気とより柔軟性のある環境を1つに」まとめるために、ミーティングルームとチームルームを1つのエリアに集め、そして周囲に沿うようなプライベートエリアを紹介しました。そして、デスクの代わりに、3人が座れる「大きなライブラリテーブル」を提案しました。ヴァネコのデザインの特徴は、標準と非標準のオフィス家具を慎重に組み合わせて、働く人々が合図を理解できるようにすることです。良質の木製のライブラリテーブルは、完全に静かなスペースではなかったとしても、そこに座っている間は静かに集中するべきだというデザインの合図を認識するには十分なのです。

「設置の仕方により、完全に隔離されているのです」彼女は言います。「組織化されているので、プライベート感を感じることができるのです」

ミネアポリス拠点のStudio BVのデザイナーであるベッツィ・ヴォースは、心理学者である妹のキャサリン・ヴォースの消耗に関する研究から一部情報を得て、極めて心理学的な方法を取っています。働く人々は、気が散ることや中断に対応するために、一日を通して自制を働かせることで終わってしまい、一日の終わりには精神的に消耗してしまい、簡単な決断も出来ないようになります。

ヴォース(デザイナー)は目先の仕事に集中できるように、何が人々を疲れさせるか、また、数多くの気が散る原因や、下す必要がある決断を減らす方法は何かを理解しようとしてきました。彼女のデザインは、柔軟性を最大限に保ちながらも、どうしたら気を散らすような思考を減らすことができるかについて考えられています。そうすることで、プライバシーが好きな人は完全な静寂を得ることができ、コラボレーションが好きな人は同じような人を見つけることができるのです。「人は、3年ごとには変化しませんが、ビジネスは絶えず変化しています」ヴォースが言います。「スペースはあなたにとって今どういう存在ですか、そして5年後はどうでしょうか?」そして彼女にとって重大な要素は、「このような役割の柔軟性とビジネスの変動性」を受け入れることであり、「起こるべき事を乗り越えて、そのための安全なスペースを作り出す」ために職場環境を利用することです。ヴォースにとって柔軟性は、ツールのモジュール性と適応性で実現されます。ツールとは、家具、可動式間仕切り、適応技術です。可能性とコツを働く人々に示して、彼らを最善の空間構成へと優しく促してくれる配慮の利いたデザイナーを持つことで、たくさんの決断を下すことからくる疲労に打ち勝つことができるのです。

Elena Boils illustration

“人は、3年ごとには変化しませんが、ビジネスは絶えず変化しています。”

- ベッツィ・ヴォース、Studio BV

人間であることの価値
Living Officeで、ハーマンミラーは、デザイナーと家具メーカーが働く人々のニーズをどのように理解してサポートできるのかという今なお進行中の議論を、数十年に及ぶ独自のリサーチと知識を備えたリーダーシップで、ひとつにまとめました。Living Officeは、個人とあらゆるサイズの会社が繁栄できる場所を作り出すことを可能にするカスタマイズされた「発見プロセス」を通して、現代の仕事の複雑さを理解するために、体系化されたフレームワークを提供します。

しかし、どのようにして人々に本当に必要な物を見つけ出すのでしょうか?Living Officeは、企業とその提携デザイナーに、その企業内の独自のニーズを理解し、優先順位を付け、サポートするための実用的で効果的な方法を提供します。研究と観察のプロセスを通して、ハーマンミラーは、すべての人そしてすべての組織に存在している6つの基本的な人間のニーズを特定しました。私たちが動かし続けている人間の基本ソフトのようなものです。その基本ニーズとは、達成、自主性、帰属、ステータス、目的、そしてセキュリティです。基本的な人間のニーズはベースラインですが、Living Officeは、それぞれの人と組織に特有の目的、特徴、そして活動も考慮しています。そしてそれが柔軟性と目的のある多様性なのです。全体像を詳細に捉えるこの体系化したシステムを通して、ハーマンミラーは、トッド・ハイザーが指摘した、一過性で把握しにくい個人の習性に次第に対処できるようになったのです。

このフレームワークをオフィスデザインに周到に適用することで、企業とその提携デザイナーは、オフィスをただの間接経費から戦略的な事業資産へと変貌させることができ、企業が目標と業務上のプライオリティを促進するのに役立ちます。言い換えれば、デザインは、ただ就業時間中に社員を収納するだけではなく、より大きな目的を果たすために最終的に役立つのです。

目的のある多様性の要点を説明するために、ホワイトは、それぞれの植物と動物が大きな生態系の中で特定の役割を果たしている、生物の多様性が生み出すパワーを例に上げます。つまり、真に革新的な企業には、7時間の集中する仕事が好きな社員と、一瞬の沈黙が耐えられない社員と、そしてその中間にいる社員の全員が必要なのです。そして、そのような社員全員に十分対応できる柔軟性と多様性を兼ね備えたデザインが必要なのです。

Living Officeではまた、柔軟なセッティングを提供しているため、いつどのようにして個人とグループを意図的にサポートするべきかを理解できます。働く人々の多くは、長い間まったくオプションを与えられてきませんでした。そのため「オープンとクローズの多様なオプションを提供されると、何を選んだらいいのか分からないのです」とホワイトは指摘します。

彼はハーマンミラーの取り組みを、それぞれの顧客に個別のガイダンスを作り、提供するための異なる仕事スタイルに対する深い理解として捉えています。デザイナーと働く人々が自主性と帰属性の重要さを理解したら、例えば、スターバックスのチームスペースに取り囲むように設置されたヴァネコの一連のライブラリーテーブルのようなデザインが、納得できるようになるのです。デザインは人間が交流できる状況を生みだし、また別の方法で直感的に使用できるように合図を与えるために使うことができるのです。聴覚的なプライバシーと視覚的なプライバシー、そして低くて落ち着きのある背景雑音と完全な静寂を区別するのです。または社員の集中力を内部へ(寒色系により)、またはエネルギッシュな雰囲気へ(濃色により)と引き寄せる方法でカラーを使うのです。ホワイトはまた、マテリアルの使用についても指摘します。滑らかで光沢のある硬いマテリアルから、柔らかくてしなやかでビロードのようなマテリアルまで、人が自動的に理解できる合図として使うのです。

Elena Boils illustration

“クライアントをこのより自己認識した新しい道へと導くことは、私たちの責任です。”

- アンドレア・ヴァネコ、NBBJ

誰がボス?
多くの柔軟性と個人的な選択がデザインの主流となった今、人々はそれでもオフィスへと通い続けるでしょうか?一人の時間とグループとの交流の時間の両方の時間を持たずして、「健康的な人間、または価値ある協力者とは言えない」とホワイトは指摘します。彼は、ハーマンミラーの彼のチームと共に、職場をアコーディオンのような独立性と交流の場だと考えることが有益だと思っています。絶えず「離れたり一緒になったり、本当に絶え間なくそれを繰り返すのです」

それだけではなく、ヴァネコは、「会社が不動産費用を抑えるために、社員を自宅で働かせるというここ10年間のトレンドに逆らって、一般的な会社は、「いいえ、私たちには本社が本当に必要です。いいえ、オフィスで意図的に交流するために社員を集める必要があります」と言って、反対の方角へ向かっていると思う」と言います。物理的な場所は、組織の文化の心臓部をしっかりと掴むのです。それ無しには、私たちのニーズは、会社全体の中の個人として完全にはサポートされません。

そして、これらすべてが基本的な問題を提起します。人が環境を支配しているのか、または環境が人を支配しているのでしょうか?私たちは、新たなレベルに到達しようとしています。これは、業務用家具とオフィススペース業界で誰も見たことのないレベルです。そこで私たちは、次世代のオフィスデザインを推進するために必要なものは、人と環境、そして必要だと信じている事と実際に必要な事との相乗効果だということに気づくのです。

「それらをこのさらに自己認識した新しい道筋へと導くことは、私たちの責任です」とヴァネコは言います。彼女は、一緒に成長できるデザインを生み出すために、クライアントに協力してきました。「クライアントはどのように把握しているのか?」「どのように家具と一緒に成長するのか?」

結局のところ、環境を支配する必要があるのは、まさに環境が私たちを支配しているからなのです。「人々は、5年前には存在すらしていなかった物をたくさん支配しています」ヴォースが言います。「私たちは、どうすれば支配権を取り戻せるか、どうすれば決断を下す権限を人に与えることができる環境をデザインできるのかを、解明しようとしています」いったん人々に支配権を与えたら、測定しがたい生産性を実現し始めるだろうと、ヴァネコは予測します。彼女は、職場環境についての会話の広さと深さの拡大に関して、「それは企業精神を活性化させるための機会だと思います」と言います。

結局のところ、要点から外れている議論にかまけていないで、次の質問をすることになるのです。例えば、プライバシーの概念は、オフィスデザインについての何千という会話の中に今まで上がってきました。それなのに私たちが話したことのあるデザイナー達は「プライバシー」が、実際にプライバシーを必要としない様式で、より深い哲学的な概念である「静寂」や「集中」の代わりの言葉になっていることを指摘しました。私たちに必要な事は、1~2時間の静寂な時間を持つこと、ハイザーの実例が示すように、携帯をサイレンスモードにして57回も中断されないようにすること、かつ同僚を非難することがないようにすることや、脳を活性化させて、25分間の創造力みなぎる興奮に自分達を追い込むような活発で刺激的な状況の変化をもたらすことなのかもしれません。

そこで、その答えは、それを使用する人のニーズに応えながら(それが変更を意味するとしても)、企業の提携デザイナーが築いたフレームワーク内で存在することのできるソリューションを提供することです。「100万平方フィート(92,903平方メートル)の不動産を持つ会社が、フロアごとに7,482のオプションを提供することは不可能です」ヴァネコは言います。しかしハーマンミラーを含む、メーカーの中には、全体のシステムとしてではなく、パーツキットに近い形でオプションを提供しているメーカーもあります。その結果「14の構成要素があり、それぞれが3種類の異なる方法で実際に使用可能というようなソリューションが利用できます」ヴァネコが説明します。「だから今では、このようなバリエーションと、それらが作り出すより広範囲なシナリオが利用できるのです」

つまり、ハーマンミラーが見出した6つの基本である、人が実際にどのような働き方をしていて、何が本当に必要なのかを深く理解することです。そしてその後、意図的にミックスした多様な環境、家具、ツールを、規模の大小、柔軟性や焦点に関係なく、周到に制御された方法で環境を使用できるように、また同時に成長する必要がある方向に社員を優しく導く方法でそれぞれの企業にどのように提供するかがコツなのです。