2018年11月29 日

米国に本社を置く家具メーカー、ハーマンミラージャパン株式会社(千代田区丸の内)は、新しいワークチェア「コズムチェア(Cosm™ Chair)」を11月29日(木)に発表します。

コズムチェアは、ベルリンを拠点とするスタジオ7.5(Studio7.5)によるデザインで、ハーマンミラー初の自動チルト機構を搭載したワークチェアです。また、業界初のサスペンションアームレストも備えています。2018年のミラノサローネで発表されたコズムチェアの日本での受注が2018年11月29日(木)に始まります。

スタジオ7.5は、「重力を忘れる座り心地」を目指してコズムチェアをデザインしました。 1日のうちで、どこでどのように座っていようと、無重力のような快適さとサポートを得ることができます。

ワークプレイスが複数の人で共有される組織が増え、人々はそれぞれの業務に応じて働く場所を選べるようになってきましたが、変わらないことがひとつあります。それは「人間工学に基づくサポートの必要性」です。コズムチェアはそのニーズに類まれな快適さとパフォーマンスで応えます。個人一人ひとりにとって優れているチェアというだけでなく、共同で使用するチェアとしての利点があります。オートハーモニックチルトが搭載されていて、コズムチェアに誰が座ろうとその人の身体に瞬時に適応します。このチルトは、ハーマンミラーが20年の歳月をかけて人々の座り方や働き方を研究し、デザインリサーチと技術開発を重ねて誕生したメカニズムです。

オートハーモニックチルトTM
コズムチェアの座面の下にあるギアボックスに、バランスの良い快適な座り心地を実現するテクノロジーが隠されています。これがオートハーモニックチルトです。座る人の身体、姿勢、座るポジションに合わせて瞬時かつ自動的に、途切れることなくサポートを提供し、流れるような動きを実現します。自動チルト機構を備えた他のチェアは、チルト機構が身体に合わせるのではなく、身体をチルトに合わせるシステムになっています。コズムのオートハーモニックチルトは、座ったときの下に向かう力に応じて最適なテンションを感知する機能があり、座る人の体格や座るポジションに関わらず、あらゆる人に同じエクスペリエンスを提供します。

試行錯誤を重ねて完成
スタジオ7.5は、シームレスなエクスペリエンスをユーザーに届けるために、完璧なチルト機構の完成を目指しました。そのために何年もかけてフルスケールのプロトタイプの製作と試験が繰り返されました。スタジオ7.5のこの反復型の開発プロセスは、有名なハーマンミラーのデザイナー、チャールズ&レイ・イームズの手法のまさに現代版です。最新の3Dプリンター技術を用いて、アルミニウム粉末と樹脂を混合してメカニカルに適正なパーツを作り、プロトタイプの製作と試験を行いました。3Dプリンターのプロトタイプを試作しては手作業で削り、微調整と試験を繰り返し、スタジオ7.5はコズムの最終形を完成させたのです。

サスペンションマテリアル
人間工学に基づくコズムチェアのサポートはメカニックを超えています。フレームとファブリックのサスペンションがオートハーモニックチルトと連動して機能します。ハーマンミラーのこの新しいサスペンションマテリアルをインターセプト™と呼びます。身体にフィットし、ダイナミックにサポートするインターセプトは通気性と耐久性に優れています。フレームに取り付けられている砂時計型のサスペンションがテンションの強弱を作り、体格や座るポジションに関わらず必要な部分をサポートするため、快適な座り心地を提供します。

業界初のリーフアームTM
コズムチェアのアームも特徴的です。しっかりしたフレームにサスペンションマテリアルを使ったリーフアームは、業界初のデザインです。快適さを追求するために精密に設計されたリーフアームが肘に優しくフィットし、様々なポジションでも肘の繊細な神経を守ります。さらにリーフアームには角度が付いていて、アームがデスクやテーブルに当たりません。リーフアームのほかに、固定アーム、ハイトアジャスタブルアーム、アームレスのオプションもあります。

背もたれの高さ
コズムの背もたれのオプションは3種類。多様なセッティングに活用できます。ローバックはミニマルスタイルで、座りながらチェアの向きを変えやすく、カジュアルに会話ができてコラボレーションを促進します。スタジオ7.5は、ローバックチェアを「デスクが並ぶ景観にシームレスな統一感をもたせる」と言います。ミドルバックは多彩なシーンで活躍するチェアで、腰部と肩甲骨をサポートします。ハイバックはさらに一歩進んで、全脊椎をサポートし、「重力から解放されたような」体験を提供します。頭頸部から上部胸郭をサポートするため、背筋が完全にリラックスした状態になります。

ディップト・イン・カラー
コズムチェアの「ディップト・イン・カラー」の美しさは他のオフィスチェアと異なります。コズムを構成するメタル、プラスチック、ファブリックが緻密に合うカラーの実現は、色彩工学の知識が求められる技術的な課題でした。その分野の研究開発を進め、チェア全体を統一するフレッシュな3色が誕生しました。ハーマンミラーのほかの製品にも合う色調です。

コズムの基本カラーは6色(新しいカラー3色とハーマンミラーの定番のニュートラルカラー3色)です。新しいカラーのキャニオン(ブライトレッドオレンジ)は最も印象的で、グレイシャー(柔らかなライトブルー)とナイトフォール(ディープネイビー)は、現代のオフィスの一般的なニュートラルグレーに代わる新しいニュートラルカラーになります。また、親しみやすいニュートラルカラーのオプションに、グラファイト、カーボン、ホワイトがあり、6色を組み合わせることも可能です。

オフィスのパーティションや壁を低くして視界を広げ、ディップト・イン・カラーのコズムチェアを使うことで、デザイナーはその場の広さやレイアウトに合わせて、ビジュアル的に趣のある調和のとれたソリューションを構築できます。新色3色はハーマンミラーのマテリアルイノベーション担当クリエイティブディレクター、ローラ・グイドクラークがデザインと監修を務めました。「人のつながり、創造性、生産性、さらなる繁栄」を目指したカラーです。

コズムチェアの価格(税抜)はローバック128,000円~、ミドルバック133,000円~、ハイバック142,000円~。

インスタグラムコンテスト
コズムチェアの日本での発表を記念して、ハーマンミラーストア特別展示期間中に好きなコズムチェアとディスプレイ、またはご自身の写真をインスタグラムでシェアした方の中から抽選で3名様にキャニオン、グレイシャー、ナイトフォールのコズムチェアをプレゼントします。参加方法:1) @hermanmillerjapanをフォロー、2) #cosmchairをハッシュタグ、3) Herman Miller Store Tokyoにチェックイン、4) @hermanmillerjapanをタグ付け、5) 写真(または動画)を投稿

スタジオ7.5について
スタジオ7.5という名前は、バークハード・シュミッツ、カローラ・ツヴィック、ローランド・ツヴィックによって名付けられました。7.5トンのトラックを借りて、そのトラックにモデルショップを乗せ、1つのプロジェクトの現場から次の現場へ移動しようというアイデアから生まれました。彼らにとって自由に動けるということがいかに大切かが、このアイデアにもよく表れています。クライアントのために製品をデザインする時も、彼らは自由に広く動きます。オフィスチェアのデザインは最もやりがいがあると考え、ハーマンミラーと共に、受賞暦のあるミラチェア、ミラ2チェア、セトゥーチェア、そしてコズムチェアを送り出しました。「私たちはチェアの外観だけでなく、チルトの特徴までをも含ムチェアの機能を定義します」とカローラは言います。スタジオ7.5のデザインは、どこでどのように座っても快適さを提供します。

ハーマンミラー社について
ハーマンミラーは、家具と、関連するテクノロジーとサービスを提供するグローバル企業です。本社は米国のウェストミシガンにあり、100年以上にわたり、人びとが働く、暮らす、学ぶ、いやす、いかなる場所においても、人びとのために問題を解決する革新的なデザインを世に送り出しています。ハーマンミラーのデザインは、世界中の美術館のコレクションに選ばれていて、スミソニアン・クーパー・ヒューイット国立デザイン博物館より全米デザイン賞を受賞しています。また、企業の社会的責任においてリーダーシップを持つ企業として知られ、ダウ・ジョーンズ・サステナビリティ・インデックスに過去12年間選出され、米国の人権擁護団体ヒューマン・ライツ・キャンペーン(HRC)財団が毎年発表する企業内での公平な扱いへの取り組み評価指数でも過去9年にわたり、最高点を獲得しています。2017年度の収益は22.8億米ドルで、世界中で8,000名近くの社員が働いています。シンボル名MLHRで、ナスダック・グローバル・セレクト・マーケットに上場しています。

報道関係の方からのお問い合わせ先:
ハーマンミラージャパン株式会社
マーケティング部 担当:前澤
TEL:070-1408-7883
keiko_maezawa@hermanmiller.com

一般の方からのお問い合わせ先:
ハーマンミラージャパン株式会社
TEL: 03-3201-1836
www.hermanmiller.co.jp