2019年2月28日

米国に本社を置く家具メーカー、ハーマンミラージャパン株式会社(千代田区丸の内)は、目黒区美術館と共同で第8回デザインキャンプ「ハーマンミラーで、《椅子》と遊ぶ」を3月30日(土)と31日(日)に開催し、デザイン教育を通して地域へ貢献します。

デザインキャンプは、ハーマンミラージャパンと目黒区美術館の共同ワークショップとして2012年に始まり、今年で8回目を迎えます。
今年は、一昨年にリニューアルしたハーマンミラーストアと新しくオープンしたショールームで、建築家の石田潤さんと、椅子を視たり、座ったり、スケッチしたり、椅子と遊ぶ一日。そして、目黒区美術館で、同館が所蔵するチャール&レイ・イームズの作った16mm短編フィルム34本を贅沢に楽しむ一日。この2つのコースで構成します。

ハーマンミラー+目黒区美術館 デザインキャンプ#8 ハーマンミラーで、《椅子》と遊ぶ
第1日目 3月30日(土) 10:30~16:30
1.ハーマンミラーで、《椅子》と遊ぶ — 座って・描いて・作ってみよう
講師:石田 潤(リンク建築設計工房 建築家)
会場:ハーマンミラーストア(東京都千代田区丸の内2-1-1)
             ハーマンミラーショールーム(東京都千代田区丸の内3-4-1)

2017年12月に米国本社監修のもと、リニューアルオープンしたハーマンミラーストアで、近現代のデザイン的に優れた椅子に座り、建築家の石田潤さんと一緒に空間を感じながら椅子について考えます。さらに、解説を聞いたり、スケッチしたり、椅子をよく観察して立体的に愉しみます。午後は、「人」を中心にオフィスをつくる考え方でデザインされた新しいショールーム(内装デザインはFLOOAT, Inc.)で、椅子のカードをつかったコミュニケーションを楽しんだり、紙で小さな椅子を組み立てたり、椅子に触れる1日を過ごします。

第2日目 3月31日(日) 10:30~17:30
2.イームズ16mm映画の上映 — 目黒区美術館コレクション一挙上映!
ナビゲータ:降旗 千賀子(目黒区美術館 学芸員)
会場:目黒区美術館 ワークショップ(東京都目黒区目黒2-4-36)
目黒区美術館は、チャールズ&レイ・イームズ創造の遺産展(2005)や、ジョージ・ネルソン展(2014)を開催するきっかけになった、イームズ16mmフィルムを約34本所蔵しています。今回は、イームズフィルム全編を一挙上映いたします。今までほとんど公開されていないフィルムもあります。CG技術が確立されていない時代の、ヴィジュアルコミュニケーションのパイオニア、イームズデザインの奥深さをご覧いただきます。

対象・定員: 1 高校生以上20名(事前申込制・先着順)
                           2 高校生以上50名(事前申込制・先着順)
                          *1, 2のコースは別々にお申込みいただけます。
参加費:          無料
申込受付日: 3月8日(金)から(先着順)
 主催:             (公財) 目黒区芸術文化振興財団 目黒区美術館
                           ハーマンミラージャパン株式会社

講師紹介: 石田 潤(リンク建築設計工房)
山田卓矢と建築家ユニットを構成する。ひとのすまいを周囲の環境から考え、いごこちのよい空間を創造し、コミュニケーションを重視した設計を得意とする。主な作品は住宅や診療所。子どもたちや一般の人々への建築教育にも熱心に取り組み、目黒区美術館では、時々ワークショップの講師を担当している。2011年にはワークショップ「飛び出せ!私の家」で、「JIAゴールデンキューブ賞」を受賞。自然環境復元の活動も行い、静岡県三島市で手がけた湧水池「緑と水の杜」は、「緑の環境デザイン賞」「国土交通大臣賞」を受賞。

デザインキャンプ#8の詳細はこちらから。http://ww2.hermanmiller.co.jp/design_camp/08/

デザインキャンプとは
デザインキャンプは、2012年の夏にハーマンミラージャパン株式会社と目黒区美術館が共同で立ち上げたデザインをテーマにしたワークショップです。
「デザインとは問題を解決するためにある」という考えのもと、機能と美しさ、そしていつまでも変わらない質の高いデザインを作り続けているハーマンミラー。そして、1987年に開館して以来、企画展のみならず、ワークショップ活動も精力的に行い、美術館の可能性を広げてきた目黒区美術館。この二者が、デザインというものがいかに人間の生活を豊かにしてくれるかを、体験を通して共有でき、さらによりよい生活へとつなげられるような活動をともにしたいと考え、その手段としてワークショップを選択しました。
<過去の開催>
第1回「紙であそぶ、紙でつつむ」(2012)、第2回「DRILL DESIGNのデザインドリル」(2013)、
第3回「視ることの再発見、ネルソンの『How to See』に学んでつくるビジュアルブック」 (2013)、第4回「視ることの再発見、ネルソンの『How to See』に学んでつくるビジュアルブック パート2」(2014)、第5回「島崎信と視る、チャール&レイ・イームズの16mmフィルム」(2016)、第6回「色との対話 - 場と時間から立ち現れる色の思考体験 -」(2017)、第7回「こんな椅子があったらいいな - 椅子をスケッチしよう -」(2018/都合により縮小して開催)

目黒区美術館について
1987年の開館以来、多様化する美術を独自の切り口と斬新な視点でとらえた、新しい発見のある展覧会やワークショップを積極的に開催しています。特に近年は、村野藤吾の建築展(2015)、ジョージ・ネルソン展(2014)、包む―日本の伝統パッケージ(2011)、チャールズ&レイ・イームズ 創造の遺産(2005)など、デザインと建築に焦点をあてた企画展も多く、高い評価を得ています。また、コミュニケーションを重視したワークショップ活動も特色となっています。

ハーマンミラー社について
ハーマンミラーは、家具と、関連するテクノロジーとサービスを提供するグローバル企業です。本社は米国のウェストミシガンにあり、100年以上にわたり、人びとが働く、暮らす、学ぶ、いやす、いかなる場所においても、人びとのために問題を解決する革新的なデザインを世に送り出しています。ハーマンミラーのデザインは、世界中の美術館のコレクションに選ばれていて、スミソニアン・クーパー・ヒューイット国立デザイン博物館より全米デザイン賞を受賞しています。また、企業の社会的責任においてリーダーシップを持つ企業として知られ、ダウ・ジョーンズ・サステナビリティ・インデックスに過去12年間選出され、米国の人権擁護団体ヒューマン・ライツ・キャンペーン(HRC)財団が毎年発表する企業内での公平な扱いへの取り組み評価指数でも過去9年にわたり、最高点を獲得しています。2017年度の収益は22.8億米ドルで、世界中で8,000名近くの社員が働いています。シンボル名MLHRで、ナスダック・グローバル・セレクト・マーケットに上場しています。

報道関係の方からのお問い合わせ先:
ハーマンミラージャパン株式会社
マーケティング部 担当:前澤
TEL:070-1408-7883
keiko_maezawa@hermanmiller.com

一般の方からのお問い合わせ先:
目黒区美術館 「デザインキャンプ
係」TEL: 03-3711-9558 (学芸係直通)
mmatoffice@mmat.jp