2022年06月13日

マルチカラーのゼファーチェア9脚を上から見たビュー

革新的なデザインと家具ソリューションの世界的リーダーであり、Miller Knollグループの一部であるハーマンミラーは今日、コズム、ミラ、セトゥーのチェアでデザインの世界を魅了してきた伝説的なパートナーシップが、この度象徴的なイームズシェルチェアにインスパイアされた新しいオフィスチェアと共に復活したことを発表しました。デザイン会社のスタジオ7.5とハーマンミラーが再びタッグを組み、最新のコラボレーションであるゼフチェアを発表しました。

世界中の人々が新しい働き方に慣れていくにつれて、多くの人々は、家庭とオフィスの両方の環境において、しっかりと目的を持った、美しく心地よい製品を必要とし続けるでしょう。

「ゼフは、人々の新しい働き方にフィットしたチェアの導入と言えるでしょう。ハーマンミラーの市場を圧巻する高性能シートのポートフォリオに、エレガントかつカラフルで、カスタマイズ可能といった新たな特長を備えています」と、ハーマンミラーの社長、ベン・ワトソンは述べています。

ゼフは、ハーマンミラーを象徴するミッドセンチュリーデザインと今日のワークチェアの人間工学との間にあるギャップを埋めることを目指してデザインされました。その結果、快適さやスタイルを損なうことなく、使い心地のよいデザインが実現しました。

スリムな外観と調整しやすいデザインにより、様々なニーズに対応できる魅力的な製品であるだけでなく、どの部屋の雰囲気にもシームレスに溶け込むことができます。その汎用性により、従来のオフィス環境にすんなりと取り入れやすく、建築家、デザイナー、一般のユーザーに、環境をリフレッシュできる柔軟な選択肢を提供します。

Studio 7.5で、ゼファーチェアに使用するシェルとマテリアルのカラーを見ているカローラ・ツヴィック
ゼファーチェアの開発に使用された各種の糸とカラーの見本
吹き抜け階段でゼファーチェアを抱えるStudio 7.5のデザインチーム

デザインについて

ゼフのすっきりとした無駄のないシルエットは意図的にデザインされたもので、彫刻が施されたモノシェルシートは、ミッドセンチュリースタイルに遊び心のある雰囲気を与えています。一見シンプルでナチュラルな外観でありながら、このチェアには、使いやすさを叶えるための工夫が散りばめられています。座面の下には、人間中心の動きを活用したシームレスな人間工学的体験を提供するように設計された、隠されたテクノロジーが施されています。これにより、ゼフはあらゆる体型にフィットし、自然な動きを作り出します。

「私たちの野望は、まるで生きているようなシェルチェアを作り出すことでした。最初は矛盾のように感じていましたが、プラスチック固有の物質性を利用することで柔軟性のある、スプリングを利用したメカニズムが実現しました。ゼフのカラフルな美学は、人間工学的の驚異的な利点も提供します」と、スタジオ7.5をカローラ・ツヴィックと彼女の兄弟のローランド・ツヴィックと共に指揮するバークハード・シュミッツは述べています。

3Dプリントされたプロトタイプを何度も繰り返し作成した後、スタジオ7.5は、実際に座っている人に合わせて動く上下続きのシートと背もたれを完成させました。ほとんどのチェアは定位に固定されていますが、ゼフのキネマティックモノシェルは、座る人のピボットポイントを利用して適切なカウンターバランスを作成し、自然なリクライニングを提供します。

幅広いカラーバリエーションは、過去の作品からもインスピレーションを得ています。「私たちがハーマンミラーのミッドセンチュリースタイルから取り入れたかったことの1つは、楽観的で明るい、未来的なコンセプトでした。もう少し遊び心をもたせ、楽しい感じの作品にしたかったのです」とツヴィックは付け加えます。このバリエーションや、スタジオ7.5が言う「クレヨンボックス」は、様々な好みに合わせてユーザーに楽しんでもらうことを目的としています。

先駆的な「ディップインカラー」オプションによって実現された均一な色相デザインは、コズムチェアの発売で、スタジオ7.5によってハーマンミラーに最初に導入されました。このプロセスを通じて、キャスターに至るまで、チェア全体に意図的にカラーが使われ、その形の彫刻的な美しさが強調されています。

一列に並んだ固定アーム付きのゼファーチェア5脚。グリーンのシートパッドが付いたレッドのチェア、オレンジ色のシートパッドが付いたダークブルーのチェア、イエローのシートパッドが付いたライトブルーのチェア、ライトオレンジ色のシートパッドが付いたオリーブ色のチェア、ブルーのシートパッドが付いたグレーのチェアが含まれている

3-D ニットテクノロジー

チェアに選択できる明るいディップインカラーオプションに加えて、ゼフシェルはすべて、シートパッドまたはユニボディ(シェルの前面全体を覆う)として、張地を追加することでさらにカスタマイズが可能です。

この張地のユニークな構造は、ハーマンミラーにとって初めての試みです。この張地は、工具を使わず取り付けや交換ができるため、お手入れや色の交換が簡単にできます。また、革新的な3Dニットテクノロジーを採用しており、各シートオプションは50%リサイクルポリエステル糸から作られ、洗練されたカラーオプションと心地よいクッション性を実現します。

「仕事にエンパワーメントと柔軟性が取り入れられつつある中、ハーマンミラーは、私たちの手元を離れた後もカスタマイズ可能なデザインによって、ゼフに責任を持っています」とワトソンは述べます。「ゼフはシェル、カラー、質感を選ぶことで、あらゆるライフスタイルや空間にフィットするように考え抜かれたソリューションです」とワトソンは続けます。

日の降り注ぐホームオフィスでホワイトの高さ調節可能デスクの近くに置かれたグリーンのアームレスゼファーチェア
ヘッドウェイテーブルとラウンドサイドテーブルの周りに、レッド、ライトブルー、ライトブラウンのゼファーチェア9脚が置かれたミーティングスペース

ご購入いただける製品と発売予定

ゼフは、8つのカラーと20のシートパッドから選択いただけます。ユニボディの張地オプションは、今年の後半にご選択いただけるようになります。同じキネマティックモノシェルを備えたゼフのサイドチェアバージョンも来年の初旬に発売されます。ゼフは、ハーマンミラーまたはハーマンミラーの正規販売店を通じて、契約されたお客様が特定事業者向けの価格で購入できるようになりました。ゼフは、8月に世界各地のハーマンミラー小売店でも販売を開始します。

ハーマンミラーについて

ハーマンミラーは、1905年以来、お客様のパフォーマンスを最大限に高めるソリューションデザインをお届けしています。その過程で、ハーマンミラーは、ジョージ・ネルソン、イサム・ノグチなどのミッドセンチュリーの偉人から、ロバート・プロプストやビル・スタンフなどの研究重視のビジョンを持った人まで、その時代の最も先見の明のあるデザイナーと、そして今日のIndustrial Facilityやスタジオ7.5のような画期的なスタジオと重要な関係を築いてきました。 ハーマンミラーは、人間工学を採用した家具の誕生から20世紀の最も象徴的な作品の製造に至るまで、デザイン、イノベーション、ソーシャルグッドの永続的な遺産を築きながら、いつまでも影響を与え続ける時代を超越したデザインを開拓してきました。ハーマンミラーは、私たちが住む世界をデザインするために力強く活動するブランドの集合体であるMillerKnollの一部です。

メディア連絡先
マヤ・D・フォスター
国際マーケティングディレクター
maja_foster@millerknoll.com