2016年10月20日

世界的なデザイン家具メーカー、ハーマンミラー(Herman Miller)が20日、新型アーロンチェアを発表した。アーロンチェアは1994年に初めて発売された。世界でそれまでに目にしたどの椅子とも異なるものだった。ビル・スタンフ氏とドン・チャドウィック氏の2人のデザイナーは、気泡物質と布地を使わずに詰め物入りの座面ではない本物のシーティング・マシーンをつくった。人間中心のデザインと、革新的な技術と材料へのハーマンミラーのリーダーシップが統合した結果、アーロンはあっという間に、史上最もよく売れて最も目につく高機能チェアとなった。134カ国で700万台以上が売れ、今や世界中のユーザーにとって欠かせないツールとして、ポピュラーカルチャーにおける正当な地位を保持している。

Angled view of a light grey Aeron office chair.

ハーマンミラーの新アーロンチェアは伝説的な椅子の持つ独特のシルエットは残しているが、デザインのすべての構成部分は、作業効率の上がる高機能シーティングの水準を引き上げるためにアップデートされた。ハーマンミラーは、当初の共同デザイナー、ドン・チャドウィック氏と、このプロジェクトのために2年以上働いた科学者、エンジニア、材料専門家、そして研究者の献身的なチームを投入し、20年にわたる素材、製造、技術面での進歩と人体計測、人間工学への最新の識見を組み合わせることによって、アーロンチェアの性能を高めた。その結果生まれたチェアはアーロンとすぐに認識できるが、より強靭で高性能の材料を、より良い調整能力、直感的なコントロール、強化した通気性そして健康に良いより快適な座り心地を特色とするものになっている。

A black Aeron office chair, viewed from the rear and showing the back support.

アーロンは完全に新しいシーティングの体験を提供する。シーティングを一層快適にするために、再設計されたチルト機能、調整可能なポスチャーフィットSL脊椎保護、画期的な区分された8Z Pellicleサスペンションが同時に稼働する。個々人にとっては、アーロンは、背筋を真直ぐにして集中するときから、もたれかかって熟考するまで、座っている間に人が取る姿勢や活動の最大範囲に可能な限り適応する。組織にとっては、クロスパフォーマンスのデザインがアーロンを幅広い職場のレイアウトに適合させる。新型のアーロンはこれまで以上に優れた機能を持っているので、ユーザーや組織もまたより良い業績を上げることができる。

新型アーロンの発売で、ハーマンミラーはワークプレイスの改革と高機能シーティングで世界的な指導的な地位を強化する。新型アーロンチェアは、ハーマンミラー製品が売られているすべての市場で、企業、自宅でのユーザーのいずれも入手可能となる。北米、ラテンアメリカ、メキシコ、中東、アフリカでは直ちに入手可能で、英国、欧州は2017年1月、アジアでは2017年2月に販売される。

詳細はウェブサイト http://www.hermanmiller.co.jp/aeron-remastered を参照