2022年9月19日

リビング空間に、ネルソンのキューブソファとアームチェア、ノグチ・ラダーテーブル、ジラード・チェックラグが配置されている。

先見の明に長けたデザイナーのジョージ・ネルソンは、そのキャリアを通じて画期的な作品を数多く生み出しました。その死から数十年が経っても、彼の作品は世界中の家庭で現在も愛用されており、機能的な芸術性を備えるタイムレスな製品として確立されています。ハーマンミラー(NASDAQ:MLKN)は70年以上にわたって、バブルランプやデイベッドコレクションなど、ネルソンの多数のクラシックデザインを提供してきましたが、今回はネルソンシリーズの次なる展開としてキューブソファグループの新作を発表しました。これにより、キューブソファとアームチェアが初めて、法人のお客様だけでなく住宅用としても提供されることになりました。

1968年に初めて発表されたネルソンキューブソファグループは、汎用性が高く無駄のないデザインにクラフツマンシップと洗練性を持たせるネルソンの才能が発揮された代表作になっています。キューブの美しいソフトシーティングと、建築の厳格な雰囲気を持つウッドフレームがコントラストをなし、フォーマルな外観と座り心地の良さを両立させています。体系的なシッティングとゆったりくつろげるスペースを併せ持ち、仕事にも語らいにも最適なソファとアームチェアの構造と快適な柔らかさが融合されています。スクエアのタフトクッションには、木材の構造上の形状と一致するように精巧なパイピングが施される一方、堅いエッジ部分にはあたたかみと快適さが確保されています。

他のネルソンの作品と同様に、この構造的に人目を引くソファグループは、ネルソンのモットーである「日中のリビングルールのようなオフィス」を具現しており、従来のセッティングでも、現代のラウンジにも美しく配置できます。

MillerKnollのアーカイブ&ブランドヘリテージ担当ディレクター、エイミー・アーシャマンは次のように述べています。「1968年に発表された当初、キューブグループはオフィス向けのデザイン家具として販売されましたが、それは『オフィスは日中のリビングルームのように機能すべき』というジョージ・ネルソンの信念を完璧に表現するものでした。新作のソファは、ハーマンミラーのアーカイブで保管されているヴィンテージ作品のサンプルとGeorge Nelson Associatesのデザイン画を参考にして、忠実に再設計されました」

ネルソンキューブソファグループは、アームチェア、205.7cmのミディアムソファ、233.6cmのラージソファの3つのスタイルで展開されています。フレームはホワイトオーク、ウォールナット、エボニーで用意され、ファブリックにはレザーのほか、ウールやベルベットなどのマハラムの幅広いテキスタイルが採用されています。たとえば、ウォールナットとレザーを組み合わせて美しいラウンジソファにしたり、テキスタイルとオークを組み合わせてよりライトなソファにしたりすることができます。

キューブソファは、ハーマンミラーのポートフォリオに復活したネルソンクラシックラインの最新の製品です。ネルソンのケーンベンチも今年既に新製品が発表されており、アイコンとなっているネルソンオフィスポスターの復刻版もいくつか2021年秋にリリースされました。キューブソファグループは、今年の夏に発表される予定です。

ハーマンミラーについて

1905年の創業以来、ハーマンミラーは、人の力を最大限に引き出す問題解決型のデザインへのコミットメントを指針としてきました。ミッドセンチュリーの巨匠、ロバート・プロプストやビル・スタンフといったリサーチ志向のビジョナリー、そしてIndustrial Facilityやスタジオ7.5といった革新的なスタジオなど、その時々で最も先見の明に優れたデザイナーと非常に重要な関係を築いてきました。人間工学に基づいた家具の創造から、20世紀を代表する作品の製造まで、ハーマンミラーは過去1世紀にわたり、不朽のインパクトをもつ独創的で時代を超えたデザインを開拓してきました。