美しさ、エレガンス、環境への配慮

ハーマンミラーがデザイナーのイヴ・ベアールに依頼したこと。 それは、美しいデザイン、最先端の人間工学、洗練された設計工学、環境への配慮など、ハーマンミラーの特長すべてを兼ね備えながら、手頃な価格帯のチェアを開発することでした。

ホワイトSaylオフィスチェア、サスペンションバックと赤い布張りのシート、45度の角度から見たもの。
Golden Gate BridgeがSaylオフィスチェアにどのように影響を与えたかを示す、デザイナーYvesBéharのスケッチ

チェアを吊る

そこでベアールは、まず「最小限の素材で最高のものを生み出す」デザインを模索することからスタートしました。それから彼は、自分が住んでいるサンフランシスコで最も有名なランドマークである、ゴールデンゲートブリッジを眺めました。べアールは、吊り橋の工学原理をチェアに応用できないだろうか、と考えました。

サスペンションタワーを使用してフレームのないサスペンションバックをサポートするという概念により、エラストマー素材が、サポートの必要な部分では張力を最大限に発揮するように、またほかの部分では体の自由な動きを妨げない強度になるようにと、張力を調整して張ることができました。

ユニークな逸品

ところで、それではなぜこのチェアの名前が、例えば「ブリッジ」などではなく「セイル」なのでしょうか。チェアを横から見てみてください。帆船の帆のように見えないでしょうか?「セイル」という名は、こうした独創的なデザインへのインスピレーションの元となった橋の下を通過する帆船を連想させます。さらに、このチェアの革新的なYタワー構造の「Y」にちなんで、「sail」の「i」を「y」に代えて表記するようにしました。

赤いSaylオフィスチェアの背面図。サスペンションの類似点をセイルに戻して示します。

「枠にとどまらない」

イヴ・ベアールについて

製品デザイナーYvesBéhar

受賞歴

  • セイルチェアが『Interior Design』誌の「ベスト・オブ・イヤー・プロダクト」の「シーティング:コントラクト/タスク」部門受賞。

    2011
    セイルチェアが『Interior Design』誌の「ベスト・オブ・イヤー・プロダクト」の「シーティング:コントラクト/タスク」部門受賞。
  • セイルチェアが「ベスト・ワークプレイス・シーティング」部門で「FX インターナショナル・インテリアデザイン・アワード」受賞。

    2011
    セイルチェアが「ベスト・ワークプレイス・シーティング」部門で「FX インターナショナル・インテリアデザイン・アワード」受賞。
  • セイルチェアが2010年インターナショナル・デザイン・アワード (IDA) 審査員により「プロダクトデザイン・オブ・ザ・イヤー」に選出される。

    2010
    セイルチェアが2010年インターナショナル・デザイン・アワード (IDA) 審査員により「プロダクトデザイン・オブ・ザ・イヤー」に選出される。