スラックアンドカンパニー

人々が望み、最高の仕事ができる職場環境を作ることに関して言えば、ほんの些細なディテールでさえも違いが生まれてしまいます。


Chicago, Illinois, US

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男は高層オフィスからシカゴのスカイラインを見渡す。 SlackとCompanyに関するケーススタディビデオを再生する場合に選択します。

ケーススタディ

2:22

ケーススタディ:Slack & Company

ハーマンミラーがどのように総合マーケティングエージェンシーのコラボレーションを促進するためにオフィススペースの見直しをサポートしたのかをご紹介します。

シカゴのミレニアムパークを通り抜け、通勤電車に揺られて、美しいスカイラインを眺める。あらゆる場所からインスピレーションを得ることができます。シカゴリバーをはるか下に見下ろす窓が立ち並ぶオフィスを持つ、ビジネスマーケティング会社のスラックアンドカンパニーのクリエイティブチームにとっては特にそうでしょう。

早朝、創立者のゲーリー・スラックは、コーヒーを手に持ち、建物や橋を通り過ぎながらボートが川を進んでいくところを良く眺めます。そしてその時、この都市景観が、グラフィックデザイナー、デジタルデザイナー、コピーライター、戦略家、アートディレクターに計り知れないほどの創造力をもたらすことに感謝するのです。また、この都市景観は、仕事に対する姿勢、そして彼らを雇用している組織に、環境がどれほど影響を与えるのかを思い出させてくれるのです。

男はオフィスエリアに座っている間にコンピュータ画面を見る。

低いスクリーンを持つキャンバスオフィスランドスケープワークステーションは、集中するために必要なプライバシーを保ちながら、そばの同僚ともつながることができます。

「すべての窓から素晴らしい景観を眺めることができるので、インスピレーションを得るにはうってつけです」スラックは言います。「社員、そして私の同僚もこれには感謝しています。なぜなら、自分たちが最上級の職場で働いているという感覚をもたらしてくれるからです」

社員に対して最善のワークエクスペリエンスを作り出すことは、スラックが最も気にかけていることです。実際、彼は、典型的なCEO(最高経営責任者)という肩書を捨てて、社員を中心にとらえた彼の経営方法に、より適切なチーフエクスペリエンスオフィサー(最高経験責任者)という肩書を持っています。

「私が思うに、毎朝、誰もが自分を雇用している会社に出社するという選択をしています」スラックは言います。「だから私の目標は、朝起きた時に社員が早くオフィスに行きたいと思うようになってもらうことです」

それほど遠くない過去、スラックアンドカンパニーのオフィスは、毎朝社員に喜んでオフィスに来てもらえるほどの効果をもっていませんでした。これは、アイデアを考え、戦略を練り、キャンペーンを立ち上げるために協力して働く社員の創造性が頼りの会社にとっては大きな問題でした。メモを画鋲で止めたり、アイデアを共有できるスペースがほとんどない、高いパーティションで区切られた作業スペースに閉じ込められて、スラックのクリエイティブチームは同僚とつながろうと四苦八苦していました。

「前のスペースでは、ヘッドホンを付けて、同僚とはインスタントメッセージをたくさん交換していました」スラックのクリエイティブディレクターのエリサ・アイバニーは言います。「集まる必要がある時は、閉鎖された会議室を予約する必要がありました」

このつながりの欠如は、社員と指導者たちの関係にも影響を及ぼしていました。「以前は自分専用の個室がありました」チーフクリエイティブオフィサーのロン・クリンゲンスミスは言います。「プライバシーが保てましたが、クリエイティブチームとの間の障壁になっていました」

これらの物理的かつ社会的な障壁は、社員のエンゲージメントと創造性に大きな被害を与えており、かつ戦略的思考と優れたデザインが専門の会社というスラックアンドカンパニーの立場を確立することを困難にしていました。また、効率の増進、社員間の知識共有の促進を含む、ビジネス上の戦略目標の達成を阻んでいました。このためゲーリー・スラックは、本社をより広い約167㎡の近くのスペースに移すことに決めて、シカゴ拠点の建築&デザイン会社のゲンスラーとハーマンミラーに協力を求めました。

「このプロジェクトを開始した時、私たちは、愛社精神を高めたいと思いました。毎日社員を出社へとかりたてる誇りです」スラックは言います。「また、生産性と効率の向上、そして多分もっとも重要な思考能力、クリエイティブな製品の向上、そしてそれをクライアントが気付くくらいに、かつ未来のクライアントが我が社を雇ってくれるようになるほど、高めることを望みました」

このプロジェクトの最中、スラックは、人、仕事、職場という視点から考案されたハーマンミラーのLiving Officeに惹きつけられました。Living Officeを用いれば、組織は、社員に対するワークエクスペリエンスを高め、組織が目標を達成できるようにサポートする高機能なワークプレイスを、デザインパートナーと共に作り出すことができます。

「Living Officeは、オフィスを全体として機能させるだけでなく、細分化させてその中で働いている個人を成功させる力を持っています」ゲンスラーのシニアプロジェクトディレクターであるシェリル・シュルツェは言います。

区切られたオフィスエリア内に3人がラウンジ座席に座っています。

スラックアンドカンパニーのクリエイティブチームが成功するためには、個人作業、同僚との雑談、即効のブレインストーミングセッション、そしてクライアントのキャンペーンのためのコンセプトを検討するフォーマルな会議を簡単に行き来できる必要がありました。

「新オフィスでは、柔軟なラウンジファニチャがあるため、簡単にチェアを引き寄せて、同僚と会話ができるようになりました」シュルツェは言います。「または、クライアントを招いて、移動型ホワイトボードを取り出して、セッションに没頭できるのです」

柔軟性の高いワークプレイスに加えて、スラックのチームには、仕事をしたり集まるための多彩なセッティングがあります。そして、社員と業務を理解し、彼らが成功するために必要なツールと家具を理解できるLiving Officeフレームワークを基に、すべてが意図的にデザイン、アレンジされています。

受付のそばの明るくて開放的なPlaza(プラザ)セッティングは、スラックのワークプレイスでもあります。「ここが間違いなくこのオフィスの中心です」クリンゲンスミスは言います。「壁に大型のスクリーンがあり、既にクライアントとのワークショップのために数回使用しました。また温かみがあり、居心地がいいので、オフィスのあちこちから社員が集まってきます」このスペースに人が集まる時は、食事を一緒に楽しんだり、キャンペーンの仕事に一緒に取り組んだり、会話したりします。「大抵3時ごろに社員たちはPlaza へ移動して残りの時間はそこで仕事します」アイバニーは言います。「開放的で、明るくて、素敵な場所です」

従業員は、共同オフィスの環境全体に広がって話し、仕事をしています。

グループ作業のための半オープンの小さなセッティングから、明るくて大きなPlaza まで、スラックの社員は仕事、会合、交流できるスペースを選択できます。

スラックのワークプレイスに追加された新たなセッティングはまた、別の方法で社員同士を引き合わせます。スペースの周囲に並んでいるCove(コーブ)とWorkshop(ワークショップ)セッティングで社員は、掲示板と移動型ホワイトボードに表示されている同僚の仕事を簡単に見たり、それに応答することができます。

「壁に掲げた仕事を見るために立ち寄る人の数には驚かされます」クリンゲンスミスは言います。「私たちはこれを「通過地点」と呼んでいます。長期間仕事をそこに掲載しておき、社員に批判してもらうのです。こうして、絞り込みが出来、より早く決断を下すことができるのです。これによって、効率がずいぶんと上がりました」

チーム間、そしてリーダーシップと社員間の効率と知識共有の向上も、また同様な結果をもたらしました。主に、各スペースを隔てる低いスクリーンを持つキャンバスオフィスランドスケープワークステーションが新オフィスにもたらした開放感のおかげです。

「チームの傍に座っているため、誰かの所にちょっと立ち寄り、会話を交わすことができるのです」クリンゲンスミスは言います。「部署内で起こっていることを前より良く理解できるようになりました。なぜなら、会話をふと耳にすることができ、一緒にトラブルに対処して問題解決できるからです。チームのそばにいて、はっぱをかけて、共により良い仕事を作り上げるという機会を広げてくれました」

彼らはSetuの椅子に座ってテーブルに座っている。

個人のワークステーションから離れて一緒に働くためのスペースを得たお陰で、社員は同僚の邪魔をすることなく効率よく一緒に働けるようになりました。

たぶん最も重要なことは、スラックアンドカンパニーがユニークでむしろ独特な個性を維持しながら、このように業務作業を改善し、事業を強化できたことです。

「このプロジェクトの目標の一つは、ただ単に業務内容や作業環境的に柔軟性があるだけでなく、個人が自分のスペースを好みに合わせることができる柔軟性がある環境を作ることでした」シュルツェは言います。「ここでのルールは、自分らしくしていることだけです。ここは美術館ではありません。生活し、楽しむための場所です」

天井からぶら下がっている巨大なピンクのゴリラ、俳優のミスターTとパトリック・スウェイジの顔が印刷されたクッション、仕事しているグラフィックデザイナーのデスクを見下ろしている等身大のマリリン・モンローの切り絵など、生活を楽しむ遊び心がオフィス中に見られます。これらの風変りな物が、社員が座ったり、回転したり、楽しく仕事ができるイームズのシェルチェア、エレガントなワイヤーフレームソファ、スパンチェアと並んでいます。

広大な都市部を見下ろす屋上の景色。
ノートや写真でいっぱいの掲示板が机のスペースの後ろに座っている。
ノートブック、ペン、および様々な個人用品が表面にある机のスペース。

オフィスの内部、外部のディテールが、何にもまして創造力と戦略的思考とを大切にしているシカゴ拠点のビジネスマーケティング会社であるスラックアンドカンパニーの社員をいきいきとさせています。

息をのむようなシカゴのスカイラインに包まれた、この配慮の利いた表現力豊かなLiving Officeワークプレイスにより、オフィスに足を踏み入れた途端に、スラックアンドカンパニーの個性が溢れ出し、また最も重要なことに、美しくデザインされ、サポートしてくれるスペースが、毎日の出社を楽しいものにしています。

「Living Officeのコンセプトそのものが、企業、その文化がより高い実績を上げることを可能にし、毎日、このオフィスで働いているという社員の誇りと喜びを高めるのです」スラックは言います。「外の活気、人、車、喧噪と、オフィス内の出来事が組み合わされて、目を見張るようなワークプレイスを作り出し、素晴らしい仕事を楽しみながらできるのです」