製品を設計する際は、一つひとつの製品が環境に与える影響をしっかり考慮した上でデザインを進めていく。これは地球環境を守り、未来に伝えるという長い道のりを歩む上で、ハーマンミラーが事業の要として大切にしつづけてきたことです。製品の耐久性、革新性、品質を重視することが、ハーマンミラーの伝統です。結果として、ハーマンミラーは、環境に配慮したデザインを実践してきたと言えます。1950年代に製造された製品の多くが今も使用されているという事実一つをとっても、そのことがよく理解できるはずです。

ハーマンミラーでは現在、この高い水準を保ちながら、持続可能な素材、仕様、製造工程を製品設計に取り入れるよう努力を続けています。その実践にあたるのが、すべての新製品、既存製品について環境に配慮した設計基準の策定を行う、デザイン・フォー・エンバイロメントチームです。ハーマンミラーのデザインにおける信条の1つは、耐久性です。標準的な部品から、繰り返し使え、維持、修理、再生が可能な製品を生み出すことを、ハーマンミラーのデザインは目指します。

ハーマンミラーのデザイン・フォー・エンバイロメント プロトコルは、規制を遵守するだけではなく、さらに以下の4つの観点から製品設計を徹底的に評価します。

  • 素材の化学的特性と安全性について —使用する素材にはどのような化学物質が含まれているか。また、入手可能な素材のなかで最も安全性の高いものか。
  • 製品の解体性について—製品が耐用年数を超え、その役割を終えたとき、再利用のため解体できるか。
  • 再資源化について —使用材料にリサイクル素材がどれだけ含まれているか。また、さらに重要な点として、製品が耐用年数を超えたときに素材を再利用できるかどうか。
  • LCAについて—ライフサイクル全体に基づいて製品を最適化しているかどうか。

「環境に適合した設計を行う」というハーマンミラーの思想は、個々の製品スペックだけではなく、事業活動全般に当てはまる包括的な理念として広がっています。今後、すべてのハーマンミラー製品は、デザイン・フォー・エンバイロメント プロトコルを用いて、厳しく評価されることになります。ハーマンミラーのデザイン・フォー・エンバイロメントチームは、製品の設計にあたり、デザイナーやエンジニアと協力して、材料の化学的特性、製品の解体性、再資源化、また納入時の梱包材や発生しうる廃棄物といった見地から検討を行います。

これらの観点について、関連事項も含めて綿密に議論した上、厳しい耐久性試験を行うことによって、「あらゆるハーマンミラー製品が、自然環境を尊重・保全しながら、快適なオフィスおよび家庭の環境づくりに役立つ」という目標を達成することを目指します。