全体の働く環境を改善する上下昇降デスク

21世紀のためのデスク要件を反映する新たな上下昇降デスクのソリューションを作り出すために、長い伝統を誇る働く環境の先駆者であるハーマンミラーは、ティム・ウォレスに相談を持ち掛けました。すぐに、全体的なオフィス環境として機能するアイデアがひらめきました。「私にとって、単一のデスクを作ることが問題ではありませんでした。そのような例はいくらでもあります」ティムは答えます。「その単一のデスクの数を増やして、空間にフィットさせる時に、本当の問題が持ち上がるのです。現在そして未来の働く環境に本当に有益なシステムを作るチャンスだと思いました」

「主な目的の一つは」とティムは続けます。「働く環境を改善するシステムを作ることでした」アトラスオフィスランドスケープは、上下昇降機能とコラボレーションのためのデザインとを一つにまとめました。デスクは、スペースを失うのではなく、スペースを作り出すことができます。共有のケーブルマネージメント機能と個人用ストレージをワークスペースに組み込むことができるため、デスク間のスペースを十分に活用したり、立ち話ができるスペースを個人のワークステーションに組み込むことができます。

90度に配置された、直立の高さと着座の高さに設定された高さ調整可能なAtlas Office Landscapeデスク。

また、アトラスオフィスランドスケープがオフィス内の他の家具と調和することも絶対に必要な条件でした。ティムは説明します。「上下昇降可能な家具が持つ視覚的な問題の一つに、座っている時と立っている時の2つの空間が存在するということがあります。例えば、ケーブルやデスクの裏面など、座っている時には隠れている部分が、デスクを持ち上げた途端に目に入ってくるのです。」

ティムは、この問題をユニークな解決策で克服しました。デスクトップをサポートしながら、同時に高さ調節の機構を収納するレッグブロックを開発したのです。レッグブロックと接続されるレッグは、レイアウトの可能性を広げるために、回転できます。

3台の高さ調整可能なAtlas Office Landscapeデスクとグレーのプライバシースクリーンのコラボレーションセッティング。

「最終的に、アトラスオフィスランドスケープがもつ柔軟性が、一番の強みになりました」とティムは結論を述べます。「アトラスは、水平ビームのように、上下昇降デスクによくみられる構造的な制約を受けていません。つまり、直線的であったり、90度であったり、さまざまなレイアウトが簡単にできるのです。」

高さ調整可能なAtlas Office Landscapeデスクとブラックのアーロンオフィスチェアのジグザグな配置の上からの眺め。

「自分以外の観点から、問題を見ることが必要なのです。」

ティム・ウォレスの詳細

製品デザイナーTim Wallace