リモートチームをマネジメントするための5つの重要なヒント

チームの生産性とコラボレーションを維持する方法

作者:Ryan Anderson、ハーマンミラーのデジタルイノベーション担当ヴァイスプレジント

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リモートチームが成功を収めるための5つの方法

1.全員がつながりとモチベーションを保ち続けられるようにサポートすることの難しさを理解する。
2.Web会議は控え目に使用し、一日中繋がっていられるツールを利用する。
3.リモートチームメンバーを重要な会話や決断に確実に関与させる。
4.創造力を働かせてデジタルに交流を深める。
5.チームメンバーを定期的にチェックし、成果指向型のパフォーマンスメトリクスを設定する。

リモートチームのマンジメントを行うのは初めてですか?私は過去10年以上にわたって、テクノロジーのリーディング企業で、洞察力がある同僚たちと共に複数のチームのマネジメントを行い、リモートワークを学ぶ機会を持ちました。この時の経験をもとに、良いスタートを切るための5つの提案を以下に挙げます。

1.課題を理解する

リモートワークのマネジメントは、インクルージョンが課題となります。通常、人は、どこででも自分の仕事ができる能力を十分に備えています。しかしチームメンバー同士をつないで意見を聞き、目的意識と一体感を持たせることは、非常に大変です。達成しようとしている目的の全体像を把握させ、チームの一員だと感じてもらえるように社員をサポートするのは、マネージャーのあなたの仕事です。あなたの役割は、健全で生産的なバーチャルチームの文化を守ることです。

2.同期しない

リモートチームの多くは、ミーティングを容易に行うために、Zoom、Skype、Go To Meeting、 WebExなどのウェブツールにすぐに頼ろうとします。これらのソリューションは役立ちますが、全員が同時に交流する必要があります。これは、チームのペースを落とし、内向的な人にとっては難題となり、時差のある地域にいるチームメンバーのプライベートな時間の邪魔をする可能性があります。代わりに、主なコミュニケーションツールとして、SlackやMicrosoft Teamsを利用して、Web会議は控え目に利用します。プロジェクト用にSlackチャンネルやMicrosoft Teamを設定し、一日を通して都合の良い時に交流するように社員に奨励します。プロジェクトがより迅速に進み、チームがより良く交流していることに気づくでしょう。リーダーとして、あなた自身が、自分が選択したプラットフォームを学び(チュートリアルを見ましょう!)、適切な行動の模範となりましょう。

3.共存する手順を確立する

チーム内に、一緒に同じ場所で働いているメンバーもいれば、リモートで働いているメンバーもいる場合、リモートメンバーが会話から除外されないような手順を設けるのは、あなたの仕事です。Web会議中の部屋をビデオカメラで撮れば、リモートチームは会議の様子を見ることができます。頻繁に会話を中断しましょう。最長10分毎がいいでしょう。そしてリモートチームメンバーにコメントや質問がないかを尋ねます。重要な決断を下す時は、全員が出席していることを確認し、会議前後にSlackやMicrosoft Teamsで会話をするようにします。

4.交流を深める

リモートワークをしているチームメンバーは、オフィスで行われるカジュアルな社会的交流を同僚と持つことができません。このような交流の時間は、チーム文化を構築するために重要です。この問題を解決するために、「Break Room Conversations」と呼ばれるSlackやMicrosoft Teamsのチャンネルを追加することを考えてください。そして、面白いミームや土曜日の大きな試合についての話などを書き込むように社員に勧めます。親交を深めるためにバーチャルのコーヒーデートを計画したり、チームメンバーの誕生日や記念日をお祝いします。

5.パフォーマンスを管理する

組織の多くは未だに、オフィスに出社することを、生産性を測る尺度として捉えています。(これは違います。これは従順さの尺度です。本題から脱線しました。)あなたの組織もそうであるならば、なおさら成果指向型のパフォーマンスメトリクスについて考えて、プロジェクトを通して、何を期待されているのかを各チームメンバーに理解してもらう必要があります。リーダーとしてあなたは、毎週、理想を言えばビデオで、各チームメンバーの様子を見るために時間とエネルギーを費やしてください。なぜなら、1対1のミーティング中に言葉以外のコミュニケーションを取る事は重要だからです。チームメンバーの様子を確認する時は、バーンアウトになっていないか気を配ってください。リモートワーカーがサボっていないかを気にする組織もありますが、しばしば、反対の事が起こっていて、それが問題なのです。時差を越えて自宅で働いている時、仕事からオフに切り替えることができなくなるのです。