デザイナー: チャールズ&レイ・イームズ
Eames Walnut Stools

デザインストーリー
1958年9月、アメリカ合衆国広報文化交流局は、ジョージ・ネルソンを翌年の夏にモスクワで開催される「アメリカ博覧会」のチーフデザイナーに任命しました。ネルソンは、その年の11月にチャールズ&レイ・イームズに協力を求めました。イームズオフィスは、「Glimpses of the U.S.A.」と呼ばれるマルチスクリーンビデオを考案しました。制作期限が厳しかったため、ビデオはストック映像に大きく依存する必要がありました。チャールズはタイムライフ社を創立したヘンリー・ルースに、メディアの膨大なアーカイブにアクセスできるよう要請しました。ルースは、チャールズとレイが将来いつかこのお返しをするという条件でこれを承諾しました。
1年後、ルースはイームズオフィスに、ロックフェラーセンターに新たに建てられたタイムライフ社の3つのロビー、27階のメインの受付ロビーと、28階と29階の2つの小さなロビーのデザインを依頼しました。床から天井までのすべてのデザインは、ハーマンミラーが行いました。このプロジェクトの有名な2つの要素—パッド付の革張りの回転椅子と小さなソリッドの木製のスツールは、イームズエグゼクティブチェア(別名タイムライフチェア)およびイームズウォールナットスツールとして製造されるようになりました。
